元モーニング娘。の飯田圭織と安倍なつみ。二人はともに、いまから45年前の1981年8月、北海道室蘭市に生まれた。同じ時代、同じ場所で産声を上げた二人は、“黄金期”の中心メンバーとして人気を博していく。
感動の景色が広がった卒業コンサート、「悪友」と笑い合えるようになるまでのケンカの日々、そして舞台や子育てへ……。激動のアイドル時代を生き抜いた二人が、たどり着いた「現在地」とは。(全3回の3回目)
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モーニング娘。から安倍なつみが卒業した1年後の2005年1月、彼女と同じく1期メンバーの飯田圭織も、横浜アリーナでのコンサートをもって卒業した。このとき、本編が終わると、会場はファンの掲げる黄色いサイリウムで一色に染まった。
飯田に対する黄色いサイリウムによるサプライズはその2年あまり前、2002年9月のやはり横浜アリーナでのモーニング娘。のコンサートに端を発する。このコンサートで飯田はグループ内のユニット「タンポポ」から矢口真里と加護亜依とともに卒業し、ラストパフォーマンスを行った。それに際しファンが「会場にタンポポ畑をつくろう」と呼びかけ、実現したのだった。
サイリウムが黄色から白一色に…
飯田の卒業コンサートでは、サイリウムが黄色からさらに白一色へと変わった。それを見て飯田は「あ、タンポポが綿毛になった!」と思い、タンポポの綿毛のように、自分が夢に向かって純粋な気持ちで飛び立っていってほしいと願うファンからのメッセージだと受け取ったという。
安倍も飯田の卒業コンサートを観にいき、本編が終わったあとで会場が、「かおりん、かおりん」というコールとともに黄色のサイリウムで一色に染まる様子に、「うわぁっ」と声も震えるほど感動を覚えたという(能地祐子『モーニング娘。×つんく♂ 2』ソニー・マガジンズ、2005年)。
同期の卒業と、ひとつの歴史の終わり
飯田の卒業により、モーニング娘。は結成8年にしてオリジナルメンバーが全員去ったことになる。それだけに安倍は同期の卒業を祝いつつ、ひとつの歴史が終わったという寂しさも抱いた。
飯田も安倍と同様、前年の卒業発表後にソロシングルをリリースしている。卒業してからは歌手、タレントとして活動するようになった。2006年には安倍のコンサートツアーにレギュラーゲストとして出演している。

