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坂本が突然覚醒した理由
プロ通算打率は2割台前半と高くなく、強肩とバッティングが評価された梅野より劣る面もあった。だが、今シーズンは梅野がコンディション不良で一軍と二軍を行ったり来たりする間も一度も二軍に落ちることなく、投手陣に疲れが目立つ夏場に「打てるキャッチャー」へと変貌を遂げた。
「リードなど守備力はもともと実力があっただけに打撃力が備われば評価はさらに上がります」(同前)
突然の覚醒の理由は何か。前出のスポーツ紙記者が続ける。
「プロの打者には2つのタイプがあります。まずは来た球に感覚的に反応して対処する“本能型”の選手。球団OBの糸井嘉男氏(45)など、ある程度身体能力が高い選手はこのタイプが多い。
一方で配球やコースなどを読んで狙い球を絞って打つ“知略型”の打者もいます。坂本も当初は捕手としては珍しく、本能型の打者でした。しかし、ここにきて狙い球を絞り対応できるようになってきた。配球の綾を読み解き、狙い球を定めることで、思い切ってバットを振ることができている。
今シーズンは複数球団の現役選手や首脳陣が、『とにかく球がよく伸びる』と証言するほど飛ぶボールも追い風にして、本能型と知略型のハイブリッドが誕生した感じです」
8月の月間MVP獲得も囁かれる坂本。9月も勢いは続くか。



