――茜羽さんは視聴者と会わないとはいえ、やり取りをする以上、オンライン上でも視聴者との関係がこじれることはありませんか。
茜羽 ありますね……。一時期は、配信を10~12時間ほど毎日していたことがあるんですが、あるとき、プライベートで友人らと19時からバーベキューをすることになって、配信がお休みとなる旨を伝えていたら、常連さんから「そんな時間からバーベキューなんて、乱交パーティーじゃない?」と来たんです。根も葉もないことなので、私は一笑に付してしまったのですが、その対応が気に食わなかったらしくて。
そこからSNSを使って、根も葉もないネガティブキャンペーンをされたり……。別の人からは、「茜羽は応援すれば会えるよ」などと事実無根の噂を流されたこともあります。
――茜羽さんは2025年8月にご自身でライバー事務所を立ち上げておられますよね。いわゆる枕営業に類似した行為が横行しているかもしれないなかで、ご自身の事務所に所属するライバーたちにはどのような指導をしていますか。
茜羽 ありがたいことに、現在10名程度のライバーが所属してくれています。なかには元バドミントン選手もいて、慕ってくれているんです。
面接のときに、そうした安直な方向になびかない子であるかどうかは審査しています。何より安全に、クリーンにライブ配信をして視聴者を獲得することのできる子たちに所属してもらっているんです。
アスリートのセカンドキャリア
――元日本代表アスリートからライバーへの転身は異色だと思いますが、そんな茜羽さんが描く将来の展望を聞かせてください。
茜羽 スポーツ選手のセカンドキャリアは非常に難しい問題だと思います。多くの場合、スポーツ選手は競技に注力した人生を送ってきたため、私も含めて、社会のほとんどのことについて無知です。ある日突然に現役引退をして、社会に放り出され、特にマイナースポーツにおいては会社の社員として決して高くはない給料で働くことになります。
けれども、もともとは大小さまざまな困難を乗り越えて、結果を残してきたポテンシャルのある人たちです。社会がそうした人材を活用するために、多様な方法があると考えています。その一つとして、私は自分の作ってきた身体で何かができるのではないかと思いつきました。そして今度は、ライバー事務所を立ち上げることで、同じように新しい世界へ挑戦する人たちの環境を作りたいと考えています。元アスリートに対して、競技人生の先にいろいろな可能性があることを伝えていきたいです。
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