――そうなんですか。
寝り子 「本当は病気じゃないだろ」と言ってくる人があとを絶たなかったので、証拠として診断書を動画にアップしました。「がん患者=弱っている」姿じゃないと納得できないのかもしれないですね。
あと、「人気が出始めてから指輪とか時計をするようになったけど、『皆さんのおかげで買えました』って正直に言えばどうですか?」みたいなコメントにもびっくりしました。
指輪も時計もがんになる前から大切にしているものなのですが、そういう風に見る人もいるんだなって。
「結婚しましょう」「こんな僕でもどうですか」とDMを送ってくる人も
――メンタル的にしんどくなることはないですか。
寝り子 知らない人に何を言われても気にならないし、指摘も的外れなので、イラッとはしても、メンタルがえぐられるようなことはないですね。
――対応に困るような連絡とかコメントはありますか?
寝り子 先ほどお話ししたような標準治療以外の民間療法の勧誘や、「結婚しましょう」「こんな僕でもどうですか」といったDMをいただくこともあります。
もちろん、好意を寄せていただけるのはありがたいことですが、それ以上に嬉しいのは、闘病している方からの「力になってます」「元気をもらってます」といった言葉をいただくことですね。
YouTube登録者数10万人突破「はじめたのは家族への遺書的な意味もあった」
――YouTubeの登録者数が10万人を突破し、銀の盾も届いたそうで。
寝り子 YouTubeをはじめたのは家族への遺書的な意味もあって、「いつか見つけてくれたらいいな」と思って内緒でスタートしたものの、父以外の全員にすぐバレました(笑)。
私の部屋に銀の盾を飾っているんですけど、父は「なんかこれにホコリついてるぞ」って言ってきただけで、いまだに一切気づいてないです(笑)。
――YouTubeは遺書的な意味もあったんですね。
寝り子 そうですね。でも、自分みたいに検査を後回しにしたせいでがんの発見が遅れてしまう人をなくしたい、皆に検査に行ってほしい、というのが一番の願いですね。
私自身、下血が続いていて、便潜血検査でも再検査になり、体調不良があってと、たくさんの「サイン」があったのに、勝手に「痔」だと決めつけて放置していました。
でも、すぐに病院にかかっていれば、腫瘍も切除できて寛解の道も近かったはずで。だからこそ、皆に検査を呼びかけていきたいなと思っています。

