32歳のとき、大腸がん「ステージ4」の告知を受けた寝り子さん(33)。がん発覚後からYouTubeチャンネルを開始し、登録者数は15万人に迫る。

 食べることが大好きな30代女性を襲った突然のがんについて、異変を感じたきっかけから話を聞いた。(全3回の1回目/2回目に続く)

寝り子さん ©三宅史郎/文藝春秋

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「量もすごい食べるんです」ラーメンが大好きで週2、3回は食べていた

――大腸がんがわかる前はどんな生活を?

寝り子さん(以下、寝り子) 田舎の中小企業の経理事務を15年以上やっていて、平日は9時17時で勤務して、という感じでした。

 ただ、30歳っていろいろ考える時期じゃないですか。

――そうですよね。

寝り子 仕事も楽しいし、趣味も充実していたけど、「このままでいいのかな。いっそ東京に出て転職しようかな」とか、いろいろ考えていたタイミングではありましたね。

――キャリアについて考えつつも、生活自体は規則正しい感じで。

寝り子 そうですね。もともとお酒もタバコもやらないし、ボクシングジムに通って筋トレをしている時期もあったので、健康的ではあったと思います。

 唯一不健康というか、食べることが趣味でして。特にラーメンが大好きで、週2、3回は仕事帰りとかに食べてました。量もすごい食べるんです。

抗がん剤の影響で髪の毛が抜けたため、髪の毛をすべて剃った寝り子さん。普段はウィッグをつけているという

大人になってから病院に行ったのは皮膚科ぐらいだった

――すごい量を食べる。

寝り子 ラーメン屋さんだったら、ラーメンと白米と餃子と唐揚げとか。とにかく定食セットみたいなのをドカンと食べたい。で、二郎系もデカ盛りも激辛も激甘も大好きです。

 最近博多に遊びに行ってきたんですけど、それも“グルメ旅”ですね。

――今もすごくお元気そうに見えますが、もともと身体が弱かったということもなく?

寝り子 アトピーがあったり、胃腸炎と肺炎で入院したこともあったので、体が強いわけではなかったかな。かといって病弱というわけでもなく、大人になってからかかる病院といえば皮膚科ぐらいでした。