――声が届いている実感は?

寝り子 10代の方から、「寝り子さんの動画を見て胃カメラをしに行ったら、悪性一歩手前のポリープがありました」というDMがきました。本当に良かったなと思いますし、自分ごととしてすぐに実行に移せる方は純粋にすごいなと思います。

 

ちょっと失敗しても「まあ、生きてるからいっか」と思えるようになった

――2週間に一度のペースで抗がん剤投与をされているということですが、逆にそれ以外の日をフルに使う感じになっていますか?

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寝り子 それはめちゃくちゃありますね。今日も東京に遊びに来て4日目ですけど、すでにお笑いライブに2回行きました(笑)。

 明日は映画を見て、美味しいものを食べて、今日のインタビューもここに入れてって、普通の人よりもハイペースで楽しんでいる気がします。

――がんが分かってからも、アグレッシブに生活されているというか。

寝り子 40年生きているよりも、がんを告知されてからのこの1年で40年分の元を取ったくらい、遊び尽くして食べ尽くして、行きたいところにも行ってます(笑)。YouTubeを通じて色々な方とつながったことで、世界もぐっと広がりました。

 よく言う話ですけど、ちょっと失敗しても「まあ、生きてるからいっか」って、悩みがなくなるんですよね。あ、なくなってはないですね、悩みはがん1個。以上って感じです。

――今後の治療はどういったかたちで進む予定ですか。

寝り子 一生抗がん剤は嫌なんで、本当は腫瘍を切除したかったんです。

 ちょうど先日、セカンドオピニオンで行った東京の病院から、「手術できるかもしれない」とお話があったんですが、いろいろと検査を受けた結果、肺やリンパにも転移しているため、やはり現段階では手術が難しいと言われてしまって。

 でも命あってこそなので、これからまた抗がん剤治療を頑張って、絶対にがんをなくしたいと思っています。

撮影=三宅史郎/文藝春秋

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