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「誰かに注目されたかったんです」
六月に湯川は侮辱罪で在宅起訴された。
そして、八月八日、湯川は二〇〇八年の秋葉原通り魔事件を引き合いに、「8月14日新宿か秋葉原でどーなるか覚えておけ」と自身のTwitterに投稿した。警視庁の動きは早かった。
捜査員が一三日早朝に湯川の自宅を訪れ、偽計業務妨害容疑で逮捕した。秋葉原の歩行者天国について一時中止の手続きを取らせ、警察の業務を妨害した疑いだった。
湯川は九月に東京拘置所で面会した重松にこう話した。
「誰かに注目されたかったんです。逮捕されなくても、安倍元総理の国葬の日に同じようなことをやったと思います」
今後もSNSを使うのかと重松が質すと「ちょっとまずいと思うし、反省もしています。親に迷惑をかけたし、『もうやめろ』と言われています」と話したものの、「趣味用のアカウント」は続けるという。
湯川は過去に悪質なイタズラ行為で、高校時代に退学処分を受けた。通信制の高校から専門学校に進み、IT系企業に就職するも、馴染めずに適応障害を患った。逆恨みして社内でロケット花火を放ち、器物損壊容疑で逮捕された。転職先でもトラブルを起こしてクビになった。