捜査に行き詰まった警察は9月6日、店の最後の訪問客である白髪の男性がトレヴァリンの消息に関与している可能性があるとみて、男性の似顔絵を新聞に公開する。しかし、男性の身元やトレヴァリンの消息に繋がる情報が寄せられることはなかった。

「妻は生きている」と信じた夫は…

 それでも夫リチャードは妻が生きているものと信じ、有力な情報に5千ポンド(当時の日本円で約130万円)の懸賞金をかけ情報を募ったが、警察はトレヴァリンが自主的に失踪した形跡がないこと、銀行口座からお金が引き出されなかったことなどから、彼女が誘拐、殺害された疑いを強めていく。

 ただ、その後、何も進展はみられなかった。

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 1990年末で公式な捜査が終わり、1997年にトレヴァリンに死亡宣告が出た4年後の2001年6月29日、警察は驚くべき行動に出る。トレヴァリンの殺害容疑で夫リチャードを逮捕したのだ。

次の記事に続く 「殺害されたことは間違いない」警察が夫を殺人容疑で逮捕、ところが…《52歳女性・失踪事件》あまりに“後味の悪いその後”(平成2年・海外の事件)