1990年、ウェールズの町で「2分で戻ります」とメモを残し、52歳の女性が忽然と姿を消した。
大規模捜査も空しく暗礁に乗り上げるなか、事件は11年後に急展開を迎える。なんと警察が殺害容疑で逮捕したのは、妻の生存を信じ懸賞金までかけていた夫だったのだ。
一転して容疑者となった夫、そして浮上するシリアルキラーの影――。二転三転する捜査の行方と、未解決事件が残したあまりに後味の悪い結末とは。
鉄人社の新刊『知ったら最後、夜眠れなくなる 世界の未解決ミステリー68』より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目)
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警察が逮捕したのは…
1990年末で公式な捜査が終わり、1997年にトレヴァリンに死亡宣告が出た4年後の2001年6月29日、警察は驚くべき行動に出る。
トレヴァリンの殺害容疑で夫リチャードを逮捕したのだ。夫婦は共にランゴレンで生まれ育ち、息子や孫にも恵まれた仲睦まじい2人と周囲に思われていた。
