おさむ 2000万円。終わるための金額に、目標額を立てたんだ。……お金を返してからっていう感覚、僕、わかる気がするんです。僕も父親の借金を25歳から返し始めたんですよ。

るるたん えっ。お父様の借金を、25歳から!?

おさむ そう。それからの父の人生も、たぶん、しんどかったろうなって思う。口を利かない時期もずいぶんありました。ただ不思議なもので、父が亡くなるとき、僕は心から「感謝してる」って言えたんですよ。親って、いろんな形で教えてくれるんだなって。

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るるたん いろんな形で、教えてくれる……そうかもしれないです。私の場合は、その2000万円がスタートでした。

風俗店の事前講習で教わった「おもてなし」

おさむ お店は、自分で探した?

るるたん ネットで探して、新橋のお店に面接に行きました。最初は漫画に出てくる怖いお兄さんみたいなのを想像してたんですけど、いざ入ってみたら今の時代はスタッフもスーツだし、待機所もきれい。私のイメージだと、待機所ってボサボサのお姉さま方がタバコ吸ってる、みたいな(笑)。全然そんなことなかった。

おさむ 面接って、何を聞かれるんですか。

るるたん 何歳ですか、バストは何カップですか、経験はありますか、遅刻しないですか——そのくらい。あとは、こういうプレイのお店ですけど大丈夫ですか、っていう確認も。ローションとか、人生であんまり触ったことないじゃないですか。そういう説明を受けて。

おさむ で、いつから働いたんですか。

るるたん 翌日です。日にちが空くと、気持ちが揺れるから。こういうのは勢いで行ったほうがいいなって。

おさむ 即断ですね。

るるたん ただ、そのお店の講習員の方がすごくちゃんとした人で。業界だと男性スタッフとの講習って「趣味講習」って言って敬遠されがちなんですけど、その人は本当に丁寧に教えてくれて。「お客様の靴が揃っていなかったら揃えましょう」とか、「お互いの靴の距離は、心の距離になるから近くに置きましょう」とか。

おさむ いい話だ。

るるたん 本当かどうかはわからないですけど(笑)。そういうおもてなしを教わったら、1時間後には、もうお客様のところへ派遣されてました。学校終わりだったので、17時から24時くらいまでだったかな。

おさむ 初日はいくらくらい、稼げました?

るるたん 1本60分で、私の取り分が8000円。お客様の支払いが1万2000円です。今考えるとバック率がいいお店だったんですよ。3人ついて、ちょっと長いお客様もいて、3万円くらいいただいた記憶ですね。

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