「月収1億円のセクシー女優」として知られ、9月1日に東京・浅草ロック座でストリッパーデビューした人気インフルエンサー、るるたん。劇場前には平日にもかかわらず長蛇の列ができ、満員で入れない回も続いている。

「同人セクシービデオ」市場を切り拓き、月収1億円を達成したるるたんの“驚きの戦略”とは。鈴木おさむとの対談をまとめた『欲望のKPI』(扶桑社)より、抜粋して紹介する。(全4本の3本目)

るるたん

◆◆◆

ADVERTISEMENT

「一人でしている動画」が800本売れ、600万円の売上に

鈴木おさむ(以下、おさむ)  今ではるるたんの顔が「月収1億円」って、でっかい看板になっていろんな街を飾っているわけだけど、どうやってここまで来たんですか。

るるたん 最初は、“顔を切って”——業界用語で、顔を映さないことなんですけど——一人でしてる動画を1本1万円で売ってたんですよ。

おさむ  なんで顔を出さなかったんですか。

るるたん 売れもしないのにデジタルタトゥーになったら嫌だなって。お試しで出してみたんです。そしたら、それが800本売れて。

おさむ  800本。1万円で800本だから、800万円の売り上げ。一人でしている動画で。これ、制作費はほとんどかかってないですよね。

るるたん かかってないです。プラットフォームの手数料が2割くらいなので、手元に600万円ちょっと。口座にいきなり振り込まれて、ちょっと怖かった(笑)。2023年の8月です。

おさむ  800本売れたのは、第1章で言っていた「顕在顧客」に届けられたからなのかな。お客さんをXに貯めていって、それでも溢れていった。

るるたん そうなんです。告知は、当時集客用に始めたXでやりました。フォロワーは、5万人くらい。スタートのときは自分のフォロワーに対して新作を売っていくイメージだったんです。

おさむ  でもこの話、めちゃくちゃ理に適ってるよね。売れるかをまず試して、勝ち筋が見えてから本気で張る。やってること、スタートアップが小さく試すのと同じ発想です。

るるたん 売れるかわからないものに自分のいちばん大事なものを最初から賭けるのは、違うなって。検証して「いける」ってわかってから顔を出しました。10本目くらいでマスクをして顔出ししたら、パーンと跳ねて。その後、人気の裏垢女子(SNSの「裏アカウント」で、身元を伏せたまま過激な自撮りや動画を発信する女性)の子と動画をコラボで出したとき、初めて月1000万円に乗りました。2023年の12月です。

おさむ  1000万円。