――ただエロに対する強い興味であったり、羞恥心のなさというのが、セクシー女優という職業には非常に合うわけですよね。

MINAMO まさに運命的な仕事だと思います。だからこの5年間はめちゃくちゃ楽しかったです。

デビュー作の撮影でも上機嫌「これが天職だ」と思ったワケ

――デビュー作の撮影中や撮影後に涙を流すセクシー女優がよくいると聞きます。ただお話を聞いているとMINAMOさんは……。

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MINAMO あははは。私は上機嫌でしたよ。セクシービデオがどういう風に作られているのかすごい気になっていたから、まずその現場にいられて嬉しかったです。しかも見ていた男優さんがデビュー作についてくださったんで「本物だ!」みたいな(笑)。その後に芸能人の方を見ても「本物だ!」とはならなかったですけど、そのAV男優を見た時には感動しました。だからデビュー作の撮影も終始楽しかったです。

 現場でスタッフさんに「デビュー作で泣く子もいるんだよ」と言われて「えっ、泣くの?」ってなりました。私は撮影が終わったら飲みに行きましたし。自分が今までどんな仕事をしてきても、どういう場所にいても、しっくり来ないなあと思っていたんですけど、初めてそれがしっくり来たのがセクシービデオの現場でした。

©三宅史郎/文藝春秋

 だから手応えがある仕事でしたし、自分の中でもう天職だなと思ってやっていましたね。

――とはいえ、体力的な部分であったり、大変な面もあったのではないでしょうか。

MINAMO でも私は単体女優だったので、月に1本の撮影だったんです。月に1本くらいでガタガタ言っていたら、それこそ月に何本も撮る企画の女優さんに失礼じゃないですか。体力的にもまだ若いし、そんなに大変ではなかったですね。

――じゃあ苦労は特になかったんですか。

MINAMO 自分の活動の方向性の苦労はありました。セクシー女優としてデビューした時に「叶えたいことリスト」があったんですよ。フォトエッセイを出したいという目標もありましたし、モデルをやりたい、男女両方ともに好かれたい、自分の名前が入った番組をやりたいという目標もありました。母にAVデビューをすると伝えた時も「私には目標があって、それを絶対に叶えるんで、どうか理解お願いします」と言ったぐらいでした。

 そのやりたいことを叶えるために、やりたいお仕事が来るためには、どういう自分でいなきゃいけないかをめちゃくちゃ考えていました。