「加害者に対し、できるだけ重い罪での起訴と厳罰を望みます」

 一方、松永は事故から3カ月後の7月18日、会見を開いた。前年の父の日に莉子ちゃんが「ありがとう」と言い、松永に手作りのケーキと似顔絵を渡す動画を公開。松永は「私は愛する2人とのこのような日常がとても幸せでした」と述べた上で、「被害者と辛い思いをする遺族がいなくなるように、加害者に対し、できるだけ重い罪での起訴と厳罰を望みます」と署名活動を行うと発表した。この模様が様々なメディアで報じられると、高齢ドライバー問題は社会の最大の関心事となった。39万筆の署名が集まり、運転免許証の自主返納件数は2019年に過去最多の60万件を記録した。

妻子の写真とともに記者会見する松永さん

 飯塚は書類送検される前の2019年10月26日、私の直撃にこう語った。

「それまで安全運転を心がけておりましたので、“おごり”があったのかなと思って反省しています」

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「安全な車を開発するように、メーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転でき、外出できるような世の中になってほしいと願っております」

(文中一部敬称略)

次の記事に続く 《池袋高齢者暴走事故》「メッタ刺しにして殺します」と脅迫状、加害者には女子中学生も…“上級国民”と呼ばれた元高級官僚受刑者と被害者遺族の1868日