村はどうなるのか

 郷集落の人間から、保見の父親が怠け者と見られたのは、生業を失い、新たな仕事をなかなか見つけることができなかったことが、背景にあったのではないか。

 同じ中国地方を舞台として、村に流れてきて落ち武者が村人たちに騙され落命したことから400年にわたって呪われた映画『八つ墓村』、この事件が現代の八つ墓村と呼ばれた背景には、400年ならぬ800年の時を超えた、因縁があった。

 ただ、この村も五指に満たない村人しかいない状況の中で、いずれ消えてしまう運命にある。

最初から記事を読む 「嫁さんが殺されたんだよ」人口14人の限界集落で“住民の3分の1”が死亡…「村八分」が大量殺人を招いた《山口県・現代の八つ墓村》の正体(平成25年の事件)