世界王者の母の壮絶指導
――バドミントンの元世界チャンピオンである母の呉健秋選手、同じく元日本代表の妹、荒木萌恵選手は、茜羽さんが配信者になったことで、少し肩身が狭かったのだとか。
茜羽 あとから聞いた話ですが、妹のところには、「茜羽ちゃん、最近大丈夫なの?」と心配する声が届いたようです。
また父も母も、「結婚をして幸せな家庭を築いてほしい」という価値観なので、こうしたライブ配信がそれを遠ざけるのではないかと心配しているようです。母は、「肌を露出すると、品がなくなるからやめなさい」みたいなことを言っていますね。ただ、私が一度決めたら曲げない性格なのを知っているので、そこまで強硬な姿勢ではないですが。
――前回のインタビューでは、思春期に練習をしたくない時期があって、お母様との衝突も相当なものだったと伺いましたが。
茜羽 本当に。母に対する尊敬はありましたが、中2〜3くらいまでの自分は「いかにこのきつい練習をサボれないだろうか」と思っていました。ときには学校側に「人身事故で遅れました」みたいなしょうもない嘘をついたこともあります。中学時代はあまりにも練習に不熱心で、母に学校の3階から1階まで力付くで引きずられて、トイレで胸ぐらを掴まれたこともあります。母の力がすごくて、私の身体が宙に浮いていたと思います(笑)。
――そこまで激しくぶつかると、他の家族はたいへんでしょう。
茜羽 特に父がたいへんだったでしょうね。父は整骨院を経営しているのですが、毎回、私と母が喧嘩になると自分のお客さんに謝って店を閉めて、家まで飛んできてくれました。非常に温厚で、いつも私と妹のことを思ってくれる優しいお父さんです。
そんな父が1度だけ家の壁に穴を開けたことがあるんです。
――何があったのでしょう。
茜羽 小4のときに私と母の喧嘩がまったく収まらず、場を収めるためにあえて父自身が暴れたんです。あんなに優しい人が壁を殴る姿を見て、驚きました。その穴は現在でも自宅に残っています。
――妹の荒木萌恵選手も、一流選手ですよね。彼女がスポーツの世界でスター街道を駆け上がっていくのを、姉としてどのように見ていましたか。

