――AKB48時代は、握手会などで多くのファンの方と交流されていたと思います。特に印象に残っている言葉や出来事はありますか。
真楪伶 AKB48に入る前は、知らない方と何十人、何百人も握手をするなんて、自分には絶対にできないと思っていました。でも実際に始まってみると、本当に楽しかったんです。
ファンの皆さんから直接「応援しています」と言っていただけたり、「頑張ってね」と声を掛けていただけたりすると、すごく元気をもらえました。応援してくれるファンの方々から、実は私の方がたくさんエネルギーをいただいていたんですよね。
特に印象に残っているのは、ファンレターに「病気でつらい時期にあなたの配信を見て、元気をもらいました!」と書いてくださった方がいたことです。
誰かを笑顔にしたり、少しでも前向きな気持ちになってもらえたりする存在になれていたんだと思うと本当にうれしくて、アイドルになって良かったと心から思えた瞬間でした。
「理想の卒業ができた」AKB48を卒業すると決めた理由
――そんな中で、8年間所属したAKB48を卒業すると決めた理由を教えてください。
真楪伶 実は、卒業については何度も考えていました。AKB48のメンバーは、いつか必ず卒業する日が来ます。でも私自身は、「卒業したら何者でもなくなってしまうんじゃないか」という不安が大きくて、なかなか決断できませんでした。
そんな気持ちが変わったのは、2022年12月に新しい事務所へ所属してからです。2023年は舞台に7本出演させていただいて、個人イベントを開催したり、自分のキャラクターをリリースしたり、本当に毎日が忙しくて。
企業のアンバサダーのお仕事も始まり、AKB48以外で活動する機会がどんどん増えていきました。気が付くと、活動全体の中でAKB48が占める割合は3割くらいになっていて、「私はAKB48を卒業しても、自分の力で活動していけるかもしれない」と初めて思えたんです。
――活動の幅が広がる中で、心境にも変化があったのでしょうか。
真楪伶 そうですね。その頃の私は今までで一番充実していて、一番輝けていると感じていました。不安なまま卒業するのではなく、一番笑顔で、一番前向きな自分で卒業を発表したいと思っていたので、理想の卒業ができましたね。
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