「一番大変だったのは、日本語もダンスも歌も、すべてゼロからのスタートだったことです。しかも、私は一人で加入したので、同期がいませんでした」
そう明かしたのは、AKB48として8年間活動した真楪伶(まちゃりん、改名前は馬嘉伶)さんだ。
2016年、台湾から画面越しに憧れていたAKB48に初の海外メンバーとして加入。グループ卒業後はチーズケーキのプロデュースやキャラクター事業など、新たな分野にも挑戦している。さらに、恋愛経験が全くないことを赤裸々に語ったSNS動画が大きな反響を呼び、「設定なのでは?」という声まで寄せられた。しかし本人は「あれは本当なんです」と笑う。
憧れのグループで夢をかなえ、新たなステージへ歩み続ける真楪伶さん。その8年間の軌跡と、卒業後に見つけた新たな夢、そして「29年間彼氏がいない」シリーズ誕生の裏側まで、たっぷりと話を聞いた。(全4回の2回目)
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台湾でタクシーに乗ったら、自分のニュースが流れてきて…
――オーディションに合格してから日本へ渡るまでの間は、どのような毎日だったのでしょうか。
真楪伶 オーディション中に入学した大学は休学して、日本へ行く準備を進めていました。入学は2015年9月。12月にお披露目されて、正式にAKB48として活動を始めたのは2016年2月です。突然、普通の大学生だった私がAKB48のメンバーになったので、学校のみんなも本当に驚いていました。
台湾でも大きなニュースになって、日本から帰ってきて空港からタクシーに乗った時、ラジオから私のAKB48加入のニュースが流れてきたこともありました。思わず「私がその本人です!」と運転手さんに言いたくなるくらいうれしかったですね(笑)。
ありがたいことに取材もたくさん受けましたが、自分ではあまりにも環境が変わりすぎて、そのスピードについていけませんでした。
