「『キャラクター設定なんでしょ?』『本当にいないわけない』というコメントもたくさんいただきますが、本当に29年間彼氏がいたことがないんです」

 そうはにかみながら明かしたのは、AKB48として8年間活動した真楪伶(まちゃりん、改名前は馬嘉伶)さんだ。

 2016年、台湾から画面越しに憧れていたAKB48に初の海外メンバーとして加入。グループ卒業後はチーズケーキのプロデュースやキャラクター事業など、新たな分野にも挑戦している。さらに、恋愛経験が全くないことを赤裸々に語ったSNS動画も大きな反響を呼んだ。

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 憧れのグループで夢をかなえ、新たなステージへ歩み続ける真楪伶さん。その8年間の軌跡と、卒業後に見つけた新たな夢、そして「29年間彼氏がいない」シリーズ誕生の裏側まで、たっぷりと話を聞いた。(全4回の4回目)

真楪伶さん ©︎石川啓次/文藝春秋

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恋愛経験がないことを発信しようと決めた理由

――AKB48卒業後は、SNSでの発信にも力を入れられています。中でも「28年間彼氏がいない」という投稿が大きな話題になりました。恋愛経験なしというプライベートな事情を発信しようと思ったきっかけを教えてください。

真楪伶 実は、最初は彼氏がいないことを自分から言うつもりは全然なかったんです。でも、人生で3回、「それ絶対に発信した方が面白いよ」と勧められたことがあって。

 最初は年下の後輩から、「その話、もったいないですよ。動画にした方がいいです!」と言われたんですけど、その時は恥ずかしくて断りました。

 その後、テレビ朝日の女性プロデューサーさんにも「まちゃりんって本当に色気ないね。彼氏がいないこと、番組で話さないの?」と言われて。でも、その時は「プライベートな事情を話したくないな」と思っていたので話しませんでした。

©︎石川啓次/文藝春秋

 そして3人目が、今の事務所の方でした。「一度やってみよう」と背中を押してくださって。

 それなら挑戦してみようと思って、親友に撮影をお願いして始めたのが、「28年間彼氏がいない」というシリーズでした。だけど思っていた以上に反響が大きくて、自分でもびっくりしました。