卒業後に改名した理由と、ファンに言われて気づいた“奇跡”

――卒業を機に芸名も「馬嘉伶」から「真楪伶」へ改められました。改名にはどのような思いを込められたのでしょうか。

真楪伶 卒業を新たなスタートにしたいという思いがあったので、「まちゃりん」という読み方はそのまま残しながら、漢字を新しく考えました。

 最初に決めたのは「真実」の「真」です。「ちゃ」と読む漢字はいくつか候補があったのですが、その中から「ゆずりは」とも読める「楪」を選びました。そして「伶」は、台湾で父が付けてくれた本名と同じ漢字を残しています。

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©︎石川啓次/文藝春秋

――インスタグラムのプロフィールには、「名前の中に“キセキ”が入っている」と書かれていますが、これはどういう意味なのでしょうか。

真楪伶 実は、不思議な発見があって。「楪」という漢字を分けて見ると、「木」「世」「木」となり、「き・せ・き(奇跡)」になるんですよ。

――大発見ですね!

真楪伶 そうなんです! 実は私自身まったく気付いていなくて、芸名を発表した翌日の配信でファンの方からコメントで教えていただいたんです。

 その時、「私がここまで歩んできた人生そのものが奇跡なのかもしれない」と思いました。台湾で画面越しに憧れていたAKB48に加入できて、8年間活動して、最後は自分らしく笑顔で卒業を発表することもできた。

 振り返ると、本当にたくさんのキセキが重なって、今の私があるんだなと感じています。

©︎石川啓次/文藝春秋

――最後に、AKB48時代から応援してくださっている方、そしてSNSを通じて新たに真楪伶さんを知った方へ、これからどのような姿を見せていきたいですか。

真楪伶 AKB48時代から応援してくださっている皆さんには、本当に感謝しかありません。

 私のファンの皆さんには「あずき」というファンネームがあります。「まちゃりん」から「抹茶」を連想して、「抹茶には小豆が欠かせないように、私にとって大切な存在」という思いを込めて付けた名前なんです。

 正直、卒業した後は芸能活動を続けないという選択肢もありました。でも、あずきの皆さんがいてくれたから、「もっと頑張ろう」と思えました。今でもイベントに足を運んでくださる方がたくさんいて、アイドルだった頃の私だけではなく、一人の人間として今の活動まで応援してくださっています。

 だからこれからも、AKB48時代から応援してくださっている方には「こんな一面もあるんだ」と思っていただけるような、新しい姿をたくさん見せていきたいですし、SNSで私を知ってくださった方にも、一つのジャンルにこだわらず、いろいろなコンテンツを楽しんでいただけたらうれしいです。

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