【葛西さん】「生活保護を受けると、求職活動が義務付けられるんですね。長男がいきなり正社員になるのは不可能ですから、職業体験でもバイトでも、とにかく働くことにチャレンジしないと、生活保護も受けられないという現実を伝えてみます」

【畠中】「葛西家の課題は、まずは長男の浪費をストップして親の生活設計をきちんと立て直すことと、そして将来的な生活保護に備えて、長男さんには少しでも働く体験をしてもらうことです。次男さんも将来、生活保護を受ける可能性があるかと思いますが、こちらも長男さんと同じように求職活動が求められます。次男さんの場合はバイトができるので、定期的な仕事に就くことを促されると思います(ケースワーカーは、厚生労働省の基準に基づき、該当者の年齢・健康状態・資格・職歴などを総合的に見て、就労時間を増やすといった指導をすることもある)。いずれにしても、葛西さんは今の仕事の人脈を活かして、お子さんたちが生活保護を停止されないために、少ない収入であっても働ける場所を探してみてはいかがでしょうか」

畠中 雅子(はたなか・まさこ)
ファイナンシャルプランナー
「働けない子どものお金を考える会」「高齢期のお金を考える会」主宰。『お金のプロに相談してみた! 息子、娘が中高年ひきこもりでもどうにかなるってほんとうですか? 親亡き後、子どもが「孤独」と「貧困」にならない生活設計』など著書、監修書は70冊を超える。
次のページ 写真ページはこちら