渡辺 質問です。ヘアミルクとヘアオイルの違いは?

伊熊 製品にもよりますがオイルは髪の表面をコーティングするもので、髪を内部からしっとりさせるのがヘアミルク。なので、ミルクの上からオイル、だとよりまとまると思います。

松本 白髪の場合は?

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伊熊 白髪は乾燥しがちなのでヘアミルクがいい。オイルをつけずに一本で済ませたかったら、重ためのミルク。保水性の高い成分やオイルが配合されているものだと、よりしっとり。

重力に逆らって下から上へとブラッシング

渡辺 でも、あんまりいろいろつけるとペタンコになっちゃうんですよね。

伊熊 軽いミルクもいろいろとあります。それこそ「Gyutto」のヘアミルクは軽い使用感です。アリミノの「コアミー プロフィデンス」もおすすめ。

松本 ミルクはタオルドライの後につける?

伊熊 そうです。濡れてる状態で毛の中間から毛先につけて乾かす。ヘアオイルもそうですが、根元を避けてつけるのが基本。地肌につくと毛穴に詰まってしまうし、毛が立ち上がらなくなってボリュームが出なくなってしまうので。

渡辺 そっか。地肌についちゃうから、ペタンコになっちゃうのかな。

伊熊 かもしれません。

野宮 そうだ。私たち今日、それぞれ愛用のブラシを持ってきているんです。理想的なブラッシングを教えてもらってもいいですか?

 

伊熊 もちろんです。東洋医学で髪は「血余」と言われています。つまり、人間の体って、生きるために必要な内臓や脳に優先的に栄養を送り、余ったものを髪や皮膚にまわす、というシステムだということなんです。ですから、髪にツヤがない、細い、抜けやすい、白髪が増える、というのは血の巡りの悪さのサイン。日々のブラッシングで血流を上げることが大事になってくる。血流が良ければ、いい毛は生えてきますから。

松本 いい髪を育てるために、土壌を耕すみたいな。

伊熊 まさしく、それが一番大事。特に大人世代は、重力に逆らって下から上へとブラッシングすることがとても重要。というのも、頭のてっぺんには筋肉がなく、筋肉があるのはおでこの前頭部、耳の上の側頭部、後頭部だけ。筋肉は血液を流すポンプの役割をしているのに、肝心のてっぺんにはないのでどうしても血流が滞ってしまう。ですから、下から上へ、ブラシで血流を誘導してあげるのが大切なんです。

女史会 なるほど~。