――胸の異変に気づいてからは、ことあるごとに鏡でまじまじと見つめていましたか。

松本 見てましたね。去年の11月末に減量が終わって、そこから結構リバウンドしたんですよ。暴飲暴食をしたので。「一気に脂肪がついたから乳首が出ちゃったのかな」って、ずっと思い込んでいました。だから、「太っているだけだし、痩せたら変わるだろう」と。

 ちょっとずつ痩せていって、最終的に10キロくらい落としたんですけど、変わっていなくて。そこで女性化乳房が確定したっていう感じでしたね。

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「半年たてば治る」と言われ、食事制限もしたが…

――病院には行ったんですか。

松本 変化を感じた2か月後くらいに行きましたね。

――何科で診てもらうのでしょうか。

松本 一応、乳腺外科なんですけど、地元に男性を診てくれる乳腺外科のクリニックが全然なくて。唯一、少し離れたところにあったので行ったら、「自然治癒、自然療養で、半年もすれば大体良くなる」と言われました。レントゲンを撮って、そう言われたので、じゃあ半年は様子を見ようと思っていたんですけど、その半年がもう経って今ここという感じです。

 結局自然治癒を目指したけど、何も変わっていなくて。薬とかも特に出なくて、「今までどおりに過ごしてください」とだけでしたね。

――食生活との関係はどうなんでしょう。成分的に偏っていたりすると女性化乳房になりやすい、みたいなことは?

松本 とりあえず暴飲暴食はしないように心がけました。あと、SNSで発信してから、「プロテインとか乳製品が危ないですよ」という声をもらって、意識するようにはなりました。

――フィジーク選手はタンパク質が必須だから、そのへんは厳しいですよね。

松本 そうなんです。だから極力、鶏の胸肉とか、ちゃんと固形物から摂るようにして、プロテインは2、3か月くらいは控えています。

――プロテインを摂るのをやめてから、乳房の張りが変わったとか、そうした変化はありましたか。

松本 正直なにも変わらないですね。毎日記録をつけて経過を見ているわけじゃないので、「あれを食べなかったから」「これを食べたから」っていう変化はあまりわからないです。

 

――女性化乳房は、真性、偽性、混合性の3タイプに分かれるそうですが、松本さんはどのタイプなのでしょう。

松本 そこも正直あいまいで。何が由来だったのかっていうのも、ざっくりとしか説明してもらえなかったんです。僕もその当時は無知だったので、そこまで知ろうともしていなかった。とりあえず病名だけもらって、「半年たてば治る」と伝えられて安心しちゃってましたね。

写真=石川啓次/文藝春秋

次の記事に続く 「吸いたい」「揉みたい」と卑劣なDMが…SNSで女性化乳房を公表したフィジーク選手(25)が明かす、それでも発信をやめない理由

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