フィジーク選手として活動する松本夏さん(25)。鍛え上げた肉体を競う競技で活躍する一方で、男性の胸が女性のように膨らむ「女性化乳房」という症状を抱えている。
インスタグラムで女性化乳房であることを公表して注目されている彼に、同じように胸の異変に悩むフォロワーからの相談、女性化乳房のことを公表しようと考えたきっかけ、だんだんと湧いてきた胸への愛着などについて、話を聞いた。
◆◆◆
女性化乳房について公表しようと考えたきっかけ
――「吸いたい」「揉みたい」などのDMが来るとのことですが、「僕も同じ症状で悩んでいます」といった相談のDMを送ってくる人もいそうですね。
松本夏(以下、松本) 「女性化乳房になっちゃったんですけど、どうしたらいいですか」って相談してくれる方はいるんですけど、「一緒に頑張っていきましょう」って返すくらいで。僕も専門家じゃないので、どうしても「お医者さんに行ったほうがいいですよ」ってなっちゃいますよね。
――松本さんの周りで、女性化乳房に悩んでいる方はいますか。
松本 いや、いないですね。僕ほどはっきりしている人はいないです。
――他人の胸が気になるようになったりは?
松本 コンプレックスがあると、気にして他人はどうなんだろうって見ちゃうじゃないですか。で、人の体を見たときに、まず乳首に目がいきますね。それで、「あ、みんな普通だな、うらやましいな」「自分はどう思われているんだろう」ってショックを受けたりもします。
――銭湯やサウナだと気になってしかたないですね。
松本 銭湯とかに行くと、「あ、この人絶対女性化乳房だ」って思う人はいます。鍛えてない人のほうが、すごい目立つんですよ。たるんだ胸に乳首だけ出ているので。
――見分け方としては、乳首の突出感ですか。
松本 乳首というか、乳房も含めた全体的な膨らみです。でも、自分の症状しか知らないので、他人の胸と見比べて「俺に似てるから女性化乳房だ」って決めつけちゃってる部分もあるかもしれません。
――胸のことを公表するきっかけはあったのですか。
松本 YouTuberのヒカルさんが、「離婚のストレスで女性化乳房になった」とYouTubeで発言して、それがすごく話題になっていて。それを見て、僕も発信するようになりました。女性化乳房は筋トレ界隈だけじゃないっていうのを証明してくれた方なので、すごく背中を押されましたね。
