フィジーク選手として活動する松本夏さん(25)。鍛え上げた肉体を競う競技で活躍する一方で、男性の胸が女性のように膨らむ「女性化乳房」という症状を抱えている。

 インスタグラムで女性化乳房であることを公表して注目されている彼に、胸が及ぼすトレーニングへの影響、女性化乳房になる原因を作ったと思われるストレスなどについて、話を聞いた。

松本夏さん

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乳首の知覚過敏でトレーニングにも影響が…

――シートベルトを装着したときにこれまでにないレベルで乳首がモゾモゾとしたと。この他にも、女性化乳房による乳首の知覚過敏で困ることはありましたか。

松本夏(以下、松本) いろいろありますね。敏感というか、痛いって思う瞬間は、寝返りしてうつ伏せになったときとか、シャワーが当たるときとか。服を脱ぐときもかなり痛いです。

――ズキンとした痛みが?

松本 当たり方にもよりますが、例えば友達がふざけてパーンって叩いてきたらめちゃくちゃ痛いです。ただ、優しく触られてもモゾモゾと違和感を感じます。

 結構ふざけていじってくる人もいて。でも、僕も変な空気になりたくないので、そういう時は「はいはい」って感じでされるがままですね。

――その敏感さが、なにかしら女性化乳房の発症に関係しているのかなと考えたりは?

松本 思いました。もともと乳首の感度がいいこともあって、自分で「俺、敏感だから」って言っちゃってたんですよ。そうすると周りの人たちが面白がっていじってきたりするんで、「いじられすぎて女性化乳房になっちゃったのかな」と勘ぐったりもしましたね。

――トレーニングへの影響はいかがですか。「この種目は女性化乳房のためにもやらないほうがいいな」といった種目はありますか。

松本 体全体を大きくするような種目は、痛みが先に来ちゃうので集中できなくなりますね。ベンチプレスもそうです。バーを乳首のあたりに下ろしてプレスするので、そのときに痛くて痛くて。

 痛いと力も出ないし、力が出ないとバーを上げられなくなって危険なので、やらないようにしています。ダンベルのプレス系とかも、ダンベルの側面がチョコンと触れるだけでも落としそうになって危ないので。どの部位をやるにしても、乳首を気にしながらトレーニングをしている感じです。