外資系コンサルティング会社に勤務しながら、芸能事務所に所属してアイドルを目指しているトランス女性のさらしな叶夏さん(22)。
インフルエンサーとしても活動する彼女に、これまでで最もハードだった整形手術、裁判で勝ち取った性別適合手術なしでの性別変更、トランスジェンダーに対する社会的認知などについて、話を聞いた。
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切開で「ゾリッ」電気メスの焼肉の匂い
――これまでで一番きつかった整形手術はありますか。
さらしな 二重の切開手術ですね。大学4年生の卒業間際に、切開もやったんです。目の手術って、手術中に目を開けたり閉じたりしないといけないので、起きていないといけないんですけど、それがめちゃくちゃ怖くて。「ゾリッ」という切っている感覚がわかるし、なにより痛い。さらに出血を止めるために電気メスを当てられると、焼肉の匂いがしてくるんです。
韓国で手術を受けたので、「麻酔を強くしてほしい」と韓国語で言えなくて、ひたすら耐えるしかありませんでした。
帰省で犯罪者扱い「かわいすぎる」と黒い布で顔を隠され…
――両親には、どんなタイミングで整形したことを伝えました?
さらしな 毎回、事後報告です。大学に入ってから初めて帰省したのが2年生の時だったんですけど、「今、女性化に向けて頑張っていて、見た目も女の子っぽくなっているんだけど、帰省してもいいですか?」と帰る前に聞いたんです。
そうしたら「男の子っぽい格好で帰ってくるならいいよ」と。やはり、近所の目を気にしていたんだと思います。
――帰ってきたさらしなさんを見て、両親はどんな反応でしたか。
さらしな 空港で久しぶりに会ったら、「かわいすぎる」と。あまりに女性的すぎて、知ってる人にでも見られたらまずいからと、家から持ってきた黒い布で顔を隠されて、車に乗せられました。まるで犯罪者みたいな扱いで。


