「負けてもいい、投げ出してもいい」と歌った2016年に作った曲

――「それが大事」に込めた考えについて、その後、変化はありましたか。

立川 2016年に「神様は手を抜かない」という曲を出しました。こちらでは、「それが大事」とは反対に負けてもいい、投げ出してもいいと言っている。でも、よく聴いていただくと、最終的には同じことを言っているんですよ。

 負けない、投げ出さないという言葉を、全部真正面から受け止めるのがしんどいときもあるじゃないですか。僕なんか、今もしんどいですけど(笑)。

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©釜谷洋史/文藝春秋

「三十六計逃げるに如かず」という言葉がありますよね。逃げることが大事なときもある。僕の中では、それは逃避というより回避なんです。いったん離れて、また戻ってくればいい。逃げること自体が悪いわけではないんです。

 結局、神様はやるべきことをやらせるから、大丈夫だよ、という曲です。アンサーソングと言われますけど、言い方が正反対になっただけで、同じことを言っているんですよね。

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