10月26日、K-POPボーイズグループ「NCT 127」のメンバー・YUTA(中本悠太)が31歳の誕生日を迎えた。東方神起やBoA、少女時代などを生んだ韓国の大手芸能事務所・SMエンタテインメントからデビューした初の日本人男性で、現在、Instagramフォロワー数842.4万人。なんと日本人男性では大谷翔平選手に次ぐ2位だ。

 歌もダンスも未経験、16歳で韓国に渡った彼が今、アーティストとして世界から注目される理由とは?(寄稿:K-POPゆりこ/全2回の2回目)

大阪出身、31歳の誕生日を迎えたNCT 127のYUTA(中本悠太) ©getty

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 K-POP界で独特の存在感を放つYUTAの「強い個性」をさらにかみ砕くと、「反骨精神」「型にはまらない自由さ」が浮かび上がってくる。自身の中で静かに燃やし続けてきた音楽的ルーツへの思い。その想いを爆発させるかの如く、近年のYUTAは「J-ROCK」への挑戦を本格化させている。

 K-POPというジャンルと緻密なシステムに完全に同化するよりも、自らのスタイルを色濃く反映した音楽活動に邁進するその姿は、無数のK-POPアーティストの中でも稀有だ。

ソロ活動に取り入れた「日本のロック」

 K-POPシーンのど真ん中にいながら、彼がソロ活動の“コア”に置いたのは、自身が中学生時代から愛聴していた日本のロックだった。その熱情は2024年11月にリリースされた1stミニアルバム『Depth』、そして2025年10月の1stフルアルバム『PERSONA』にそのまま表れている。重厚なギターリフやスクリームを取り入れ、自ら作詞にも携わった楽曲は、K-POPアイドルのソロプロジェクトとしては異例の作風であった。

ソロでのファーストアルバム『PERSONA』(2025年)

 YUTAの「ロック愛」を語る上で欠かせないのが、彼が敬愛してやまないL'Arc~en~Cielのボーカル・HYDEの存在だ。お互いを“マイブラザー”と呼び合うほどプライベートでも親交を深めているという。