反社会勢力との付き合いはまったくない

 健全化が進む池袋の夜の世界。では、かつては切っても切り離せない関係だと言われていた反社会勢力との付き合いはどうなっているのか。

 J氏の答えは「僕はまったく付き合いはないですね。会ったこともないですし」と意外なほどあっさりしていた。

「僕に限らず、いまの池袋って、夜の商売でもそういう付き合いがある人って少ないと思います。さっき言った上野なんかすごかったですけどね。まだわりと公然とそういう人たちと付き合ってますし、みかじめ的なものを払ってないところはないんじゃないかな。

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 でも池袋は違います。昔は上野みたいな感じでベタベタだったって話も聞きますけど、時代が変わっちゃったんですよね。半グレみたいな人たちとも付き合いがかつてはあったらしいですけど、そういう人たちはみんな儲けてるから、いまはもう実業家になっちゃったんじゃないですかね」

 クリーンな夜の街ができ上がりつつある一方で、利用者側にとっては、気をつけなければならない変化も起こっているという。

「昔はトラブルが起こると、ケツ持ちをしている怖い人たちが解決したわけじゃないですか。でもいまって、そういう人たちの名前を出したりすると、こっちも同じ扱いになっちゃいますし、そもそも付き合いもないんですよ。だから、うちはトラブルが起きたら全部弁護士に解決を任せてます。場合によっては警察に通報することもあります」

 一昔前の繁華街では、いいか悪いかはともかく、トラブルを起こすと内々で済ませることも珍しくはなかった。それが現在の池袋では通用しないということだ。