冒頭で紹介した三浦と有元、小田朋美によるトリオは、2024年11月に、三浦が初めてワンマンライブに挑戦するに際して結成された。3人でのステージは話題を呼び、翌年以降もトリオでライブを行っている。
夫が語っていた三浦の魅力
結婚発表の前月(2025年3月)、大阪と横浜を回るツアーに際して3人で受けたインタビューで、三浦の歌声の魅力について訊かれて有元は、《三浦さんは低域から高域まで無理して声を出していないんですよ。普通、高い声になるにつれて声が出なくなるので声を張らないといけなくなるんですけど、三浦さんはどんどん力が抜けていく気がして。だから、こっちも自然体で演奏できるんですよね》と答えていた(「billboard JAPAN」2025年2月27日配信)。
初めて歌手に起用されたCMといい、紅白出場につながった『天気の子』といい、三浦は自分の出演していない映像作品で歌手に起用されることが目立つ。今年9月に封切られた実写映画『ルックバック』でも、三浦は出演はせず、劇中曲のボーカルを務めている。俳優で歌もうたう人は昔からたくさんいるものの、彼女の場合、言わば歌手活動が俳優業から独立しているわけで、その意味では稀有な存在かもしれない。
歌手と俳優を「自然に行き来している」
三浦からすると、歌手と役者のあいだにはっきりとした線引きはなく、自然に行き来している実感があるという。
《どんな役でも、どんな歌でも解釈して体で表現するのはあくまで自分だし。その表現の仕方が、お芝居であったり歌であったり。お芝居でも映画だったりドラマだったり舞台だったり。様々なバリエーションの中を行き来しているというのは、私にとってはすごく自然なことで、何かスイッチのようなものを切り替えている感覚はないんですよね》(『ロッキング・オン・ジャパン』2023年1月号)
