2000年生まれの現在高校3年生。『中学聖日記』で“有村架純の恋敵”を演じる小野莉奈さんに、恋愛のことをいろいろ聞いてみたら、まさに中学時代の「今だから話せる」恋を話してくれたのでした。(全2回の2回目/#1より続く)
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2011年3月11日のこと
小野 最近、海外ドラマにはまってるんですけど、『THIS IS US』って知っていますか?
――36歳の人たちの群像劇でしたっけ?
小野 そうです。面白くって、昨日も3話くらい一気に観ちゃいました。海外の作品は最近になって観はじめたんですけど、映画も好きです。『ゴシップガール』とか『きみに読む物語』とか。あとは『タイタニック』とか『フォレスト・ガンプ』とか名作ですよね。
――『タイタニック』(97年)でさえ、小野さんが生まれる前の映画になっちゃうんですよね。
小野 あ、そうなんですね。
――2000年生まれですから、2011年3月11日はまだ小学生の頃。
小野 5月が誕生日なので、まだ10歳、小4のときですね。覚えてます。あの日は学校にいて、揺れが収まるまで机に隠れてて。集団下校になったんですけど、あんまり状況がよくわからなかった。大変なことになったんだって気づいたのは、おうちに帰ってからでした。食器が割れているのを見て、少しずつ「大きな地震が起きたんだ」という実感が湧いてきました。
――最初は何が起きているのか、つかめない感じで。
小野 そうでしたね。そのあとニュースを見て、だんだん深刻なことだって実感して。お姉ちゃんとコンビニに行って、食料をたくさん買ったのを覚えてます。あと、九州のおばあちゃんの家に一時的に避難しました。お母さんとお姉ちゃんと3人で。3、4日ぐらい泊まって、東京に帰ってきました。あんまり思い出す機会がなかったんですけど、言われてみれば当時のことはいろいろ思い出しますね。