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ブレイクしてるのに なぜ三四郎はそこまで売れないのか?

つらいお笑いはもうしない

2018/11/30

 コンビ結成13年の三四郎は、なぜ売れそうで売れないのか。本人いわく「著しく売れかけたまま」のふたりの魅力を解き明かす。(「週刊文春エンタ!」より)

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「どうもー! 著しく売れかけている三四郎です」(漫才冒頭の小宮浩信挨拶より)

 三四郎ーーテレビバラエティのどこかで見かけるツッコミの小宮浩信(35)とボケの相田周二(35)のコンビである。彼らは2013年、テレビ東京『ゴッドタン』「この若手知ってんのか2013・秋」で第1位に輝いた。この時、小宮浩信は前歯がバキッと欠け、ギプスをはめて車椅子姿で登場した。

三四郎の小宮浩信(左)と相田周二(右)

「著しく売れかけ」たままの二人

 この少し前、ベロベロに酔った小宮は終電に間に合うよう走った。折悪しく雨天であったため、足を滑らせ転倒し、顔面を強打。前歯二本を折った彼を心配げに眺める後輩を笑わせようと、不必要に大きなリアクションで「大丈夫だァ!」とアピールした。すると、あまりにデカいアクションだったためガードレールに右膝をぶつけてしまい、亀裂骨折してしまったのだ。

 ボロボロの姿をさらす小宮は番組で「ただの芸人魂!」ゆえの事故だったとうそぶいた。伊達メガネに冴えない銀行員みたいな彼と芸人魂という言葉の差が可笑しい。そんな三四郎を劇団ひとりは、「悔しいけど、すぐに売れる」と絶賛した。

 即、大ブレイクのお墨付きをもらったのに、冒頭に引いた言葉どおり、「著しく売れかけ」たままの二人。失速したのか、買いかぶられたのか? 誰も望んでいまいが、彼らを徹底検証してみることにする。