ダイナミックな冬の光景は北海道ならでは(函館大沼プリンスホテル)

 春夏秋冬それぞれに愉しめるリゾートはあるが、1年で最も賑わうのはやはり夏期だろう。リゾートに限らず、観光地のホテルはゴールデンウィークから夏休みはかき入れ時とされ、料金も上昇する傾向にある。特にリゾートホテルは繁閑による料金差は顕著。冬のディスカウント料金が、夏のトップシーズンと比べ10分の1というホテルもみられる。オフシーズンにはクローズするホテルもあるくらいだ。

 ただ、リゾートホテルへ取材で訪れることが多い筆者は“冬派”だ。ホテルへ迷惑のかからないようにという信条があり、(取材経費も安く済ませられる)閑散期を狙って訪問する。このような取材スタイルを続けているうちに、冬にリゾートホテルへ出向くことが多くなった。

ゆったりした時間が流れる冬のリゾートホテル(奥日田温泉うめひびき)

「夏にお客様が5倍になってもスタッフを5倍にはできない」と語るのはあるリゾートホテルの総支配人。「暇な冬の時期にはスタッフにも余裕があるのでより濃度の高いおもてなしが可能。リクエストにも柔軟に対応できる」とのこと。「ホテルでゆったりされたいという方であれば冬こそ是非訪れてほしい」とも語る。周辺アクティビティというよりは、ステイに主眼をおいた冬のディスティネーション・リゾートホテルライフ。そこには新たな発見があるかもしれない。

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 ラグジュアリー、ファミリー、リーズナブル、アクティブ……年間約260日ホテルに泊まる筆者おすすめの、冬に訪れたいリゾートホテルを紹介しよう。