工藤公康新監督誕生に沸く中日の打撃コーチに、セ・パ両リーグの本塁打王、山﨑武司氏(57)の就任が内定した。生え抜きの大物OBでありながら、一度も指導者として呼ばれた経験がない男が大抜擢された。
試合をボイコットし帰宅するなど気性が荒かった
「現役時代から兄貴肌の性格であだ名は“ジャイアン”。オリックス時代は当時の首脳陣と大ゲンカして試合をボイコットし帰宅するなど気性が荒かった。改心したのは楽天時代、故野村克也さんに出会ってから。配球を読むバッティングを学び、セカンドキャリアを見据えた立ち振る舞いをするようになった。講演会では『人間としても野村さんには成長させてもらった。今でも僕の恩師』と敬意を表します」(球団関係者)
2014年からはバックネット裏から評論家として古巣を見守り、今年2月には日本ハム・新庄剛志監督の要請で、臨時コーチとして若手を指導した。長年、監督候補として名前が挙がってはいたものの歯に衣着せぬ物言いが響いて、保守的な中日フロントとは犬猿の仲だった。
「特に『チームは低迷しているのに何の改革もやっとらん!』とフロント批判を繰り返したことで加藤宏幸球団社長には毛嫌いされていました。加えて今年6月には息子の大貴容疑者が詐欺容疑で愛知県警に逮捕され、一時的に活動自粛を余儀なくされた。騒動後は『身内の不祥事を抱えた俺はアウトだな』と夢だった指導者の道を諦めていました」(同前)






