男女によるトラブルは、時として取り返しのつかない事件に発展してしまう。二人の間に何があったのか? 「週刊文春」が報じてきた男女の悲惨な結末をまとめました。
タリウム毒殺 舞妓ビジネス社長(37)が堕ちた女子大生(21)不倫
桃の節句に逮捕されたのは、京都の花街では知られた存在の青年実業家だった。自慢するかのごとく連れ歩いていた美しき女子大生の殺害に用いたのは劇薬のタリウム。すべてに恵まれた男に垣間見える仄暗い狂気とは――。
夜の帳が下りた頃、ショッピングセンターやネオン街が賑やかな東京・府中駅から程近い住宅街に親子ほど年の離れた男女がいた。2人は、その地の6階建てのラブホテルのレンガで覆われた入口を抜けて――。
女性は、それから約24時間後、変わり果てた姿で発見された。
博多ストーカーが壊したシングルマザー(38)這い上がり人生 安室に憧れ歌手志望、夢だったエステ経営も…
博多駅前の路上で発生した惨劇。「クズなりに生きたる!」などと豪語する男が奪ったのは、逆境にも笑顔で耐え、1人娘を懸命に育ててきた母親の命だった――。不幸にも交差してしまった殺人犯と被害女性の半生を辿る。
“23歳女性監禁男”三瓶博幸の「首絞め」執着 被害女性が半年前、小誌に語っていた「同人撮影」
「手錠は合意のもの」。逮捕監禁容疑で捕まった三瓶は、そう供述している。だがスマホには裸の被害女性の写真も残されており、女性の喉の奥の骨は折れていた。男が6年前に購入した“別荘”で、惨劇はなぜ起こったのか。
名古屋ホテル殺人 優等生女子大生が囚われた自殺SNSの罠
愛知県名古屋市の歓楽街・栄。外国人パブやホストクラブが犇(ひし)めき合う女子大小路に程近いコンビニに4人の男女が訪れたのは、12月5日夜のこと。年齢は10代後半から40代後半と幅広い。彼らは互いに距離を保ちながら店内を見渡すと、2、3本の缶ビールを購入し、隣のビジネスホテルへ。そして一晩明けた翌日午後12時15分。部屋の一室で発見されたのは、そのうちの1人、大学2年生・加古結莉さん(20)の亡骸だった。
札幌死体遺棄 “53歳死神”が勧誘 ヤングケアラー女子大生(22)の過酷人生
ツイッター上に溢れる「死にたい」「殺して」という悲鳴。“死神”を名乗る無職の中年男は若い女性に絞り、接触を繰り返していた。その1人、22歳の女子大生はなぜ、死の淵に追い込まれたのか。彼女の人生を辿る。
娘と妻を刺殺…ブラジル逃亡夫「薬物常習」と暴行癖
大阪・堺市にあるマンションの1室で、無惨な姿で見つかった母娘。玄関も窓も施錠されており、第三者の犯行の気配はない。夫は遺体が見つかる二日前には、すでに……。
留置場で自殺 保険金殺人犯 遺産1億はどこに消えた
大阪府高槻市に住む高井直子さん(当時54)を、保険金目当てで殺害した容疑で逮捕されていた養子の高井凜(当時28)。事件は容疑者死亡のまま書類送検されたが、大阪府警捜査一課の福本忠課長は12月21日、「真相解明に向けて捜査を尽くした」となぜか胸を張ったのだった。
挙式後すぐ浮気…「1.5億円保険金殺人」高井凜の“女癖”
「殺し屋を探している」
8月25日、大阪府高槻市内に住む高井直子さん(当時54)を殺害した容疑などで再逮捕された、養子の高井凜(28)。彼は、犯行に及ぶ数カ月前から周囲にこう相談していたという。
高槻54歳女性殺人 1.5億保険金“養子”の「アメフト」「決意表明動画」「代理殺人」
都市銀行のグループ会社に勤める高井直子さん(当時54)が、大阪府高槻市にある自宅の浴槽で、変死体となって見つかったのは昨年夏。死亡推定日は、東京五輪の開会式が行われた7月23日とみられる。
北海道 野球部監督35歳が英語教師47歳を“W不倫殺人”「心中しようと…」
「釧路に行ってくるね」
北見緑陵高校教諭の宮田麻子さん(47)は、5月29日の日曜日、家族にそう告げて北見市内の自宅を車で発った。だが、約2時間半後に目撃されたのは、帯広市内の野球場。そこにいたのは、12歳下の妻子ある男性教師だった。
熊谷女性殺害 27歳の孤独につけ込んだバンドマンの手口
「妹と連絡さえ取れていれば、守ることができたんじゃないかって……。悩みを聞いてあげたり、一緒に泣いたり笑ったりできたのに」(宮崎英美さんの姉)
「2億欲しい」ドンファン妻は慰謝料30万にキレた
怪死から3年、“紀州のドンファン”の殺害容疑で55歳下の元妻がついに逮捕された。「ラクしてお金が欲しい」と豪語し、パパ活、AV出演、ホスト遊びと無計画に生きてきた彼女はなぜ一線を越えたのか――。セレブに憧れ続けた半生を辿り、その“動機”に迫る。
6.6億円相続 ドンファン妻は「顔が変わって別人のように」
和歌山県田辺市で“紀州のドンファン”こと野崎幸助氏(当時77)が急性覚醒剤中毒死したのは、2018年5月24日のことだ。事件から間もなく3年。55歳年下の新妻だったSさん(25)にも、ある“変化”が起きているようで――。
紀州のドンファンが「遺言状」を残していた! 「全財産を寄付」の激震
今年5月、謎の覚醒剤中毒死を遂げた“紀州のドンファン”こと和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助氏(享年77)。事件解決の糸口が見えない一方、莫大な遺産の行方を大きく左右する“遺言状”の存在が、小誌の取材で判明した。
“紀州のドン・ファン”覚せい剤怪死 22歳妻と謎の家政婦
毒物カレー事件から20年、メディアが殺到する事件が和歌山で起きた。「美女4000人に30億円を貢いだ」と豪語していた男が死んだ。巨額資産と急死した愛犬、そして55歳下妻と東京から通う家政婦兼秘書。事件の陰にあった女性たちの謎を追いかけると――。
茨城妻子6人殺害 小松博文容疑者、獄中告白
昨年10月6日早朝、茨城県日立署に一人の男が駆け込んだ。「家族を殺して、自宅に火をつけた」。県営住宅の一室から見つかったのは、妻と5人の子の変わり果てた姿。男はなぜ、家族に手をかけたのか。3時間半にわたり、拘置所の面会室ですべてを語った――。
source : 週刊文春