近年、急速に勢力を拡大している参政党。昨年の統一地方選では100人もの地方議員を当選させるなど、政界の一大勢力になりつつあります。一方で党内部では、神谷宗幣代表の元公設秘書の自死、武田邦彦氏をはじめとする党員たちの一斉離党など、党を揺るがす問題が相次いで発覚。関係者に激震が走っています。いったい何が起きているのか。参政党の正体に迫った「週刊文春」の記事をまとめました。
〈正直に申し上げますと神谷宗幣氏関連の事業には今後一切関わりたくありません〉
1月26日にSNSに投稿された文章。名指しされているのは、「参政党」の代表で事務局長の神谷宗幣参議院議員(46)だ。
参政党・神谷宗幣代表(46)の公設秘書を務めていた女性が、昨年12月に自死を遂げていた問題。2月8日公開の「週刊文春電子版」の記事では、自死した元公設秘書の女性が、神谷氏からの“パワハラ的言動”について知人に相談していたことなどを報じました。担当記者とデスクが“違和感”を覚えた、神谷氏の“ある言葉”とは――。取材した齋藤記者が解説します。
《神谷宗幣代表の元公設秘書の自死が波紋》参政党の元議員、元メンバーが実名で証言する“一斉離党”の内幕 不可思議な党費の徴収、謎の誓約書、「スパイ」「工作員」のレッテル貼り……
「亡くなったAさんは離党後も参政党をとても恐れていて、『完全に安心できる人にしか会いたくない』と漏らしていました」(元参政党員)
3月13日配信の記事「《本人を直撃》神奈川県警の元署長はなぜ“参政党の守護神”になったか」。神奈川県警出身で“参政党の守護神”と称されるX氏を直撃したのは、参政党をめぐる一連の問題を取材している齋藤記者でした。
神谷宗幣代表の元公設秘書の自死や、武田邦彦氏をはじめとする党員たちの一斉離党など、党全体が揺るがす問題が相次ぐ中、X氏は何を語ったのか。齋藤記者が解説します。
参政党・神谷宗幣代表(46)の公設秘書を務めていた女性が、昨年12月に自死していた問題。2月8日公開の「週刊文春電子版」の記事では、自死した元公設秘書の女性が、神谷氏からの“パワハラ的言動”について知人に相談していたことなどを報じました。取材した齋藤史朗記者&電子版の村井弦デスク(@Gen_Murai)が解説します。
広場を埋め尽くす聴衆が熱狂する中、記者は震えた。
「私の周りのコミュニティの数千人の人たちは誰もワクチンを打っていません」
6月20日、JR中野駅前で、こう力説したのは政治団体「参政党」の神谷宗幣事務局長(44)だ。
source : 週刊文春