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赤羽駅西側では「団地の再開発」が進む
街としての赤羽の印象はJRの高架を境に西と東で大きく異なる。まず、西口から見ていくと、駅前には1983年から1996年にかけて行われた赤羽駅西口地区の再開発で生まれた「パルロード赤羽」があり、3棟の大型建築物が並ぶ。うち1棟は「ビビオ」と名付けられたショッピングセンターでユニクロやABCマートをはじめとしたテナントが入り、別の1棟は「イトーヨーカドー赤羽店」となっている。
「ビビオ」と「イトーヨーカドー」の間を抜けていくと目の前に丘があり、その上には団地が建ち並んでいる。ここはURの赤羽台団地だ。都市型のモデルとなる団地として1959年に建設が始まり、3373戸のマンモス団地として造成された。単身から大家族まで対応できるよう様々な間取りの部屋がある都市居住の新しいモデルを目指した団地となっていく。そして2000年からは団地の老朽化に伴い、建て替え計画がスタート。現在は「ヌーヴェル赤羽台」として7棟が立ち、今後も更に建て替えが進んでいく予定だ。
また、以前中学校だった敷地には2017年に東洋大学赤羽台キャンパスが開設され、情報連携学部の学生がここで学ぶ。このキャンパスでは様々なものがIoT化されており、最先端の技術が詰め込まれたキャンパスとなっている。こうした赤羽台団地の再開発が期待されており、冒頭のランキングに大きな影響を与えたとされる。