お前の業務態度を少しは良くしろって話をしてんだろ
で、上司面談で「もう少しいろんな人の意見も聞いて仕事をしては?」と促されると、答えは「私、サバサバしてるので」。知らねえよ。お前の業務態度を少しは良くしろって話をしてんだろ。
何よりも、男性から愛され親しまれる女性に対するいじめをしてしまったり、自分に対する叱責をサバサバした性格のせいにしたりするのは良くないと思うのです。そして、サバサバ系を自称する人はどういう理由か判で押したように上記のような同じ態度を取ります。
おそらくは、そういうサバサバとした態度は気持ちに余裕のある時だけで、緊張した環境になると他人への悪口として噴出したり、同性へのいじめになったり、本当にこの人は大丈夫なのだろうか、と思うことがあります。通しで見ると全然サバサバしてねえじゃん。あまりにも妙な感じなので本人によく話を聞くと、いままでも同じような態度を取り続けたまま成人して働き始めて良い歳になって、それまでの職場はみんなその人に気を遣ってあげてきただけなんだということが分かります。
この手の自鯖系の傾向は
改善してもらうのはなかなか大変です。いままで周囲の善意に乗って言いたい放題やり、少し注意されると「デキる人物はイビられる」と言い始めるあたりに破壊力の高い地雷臭がするので、せめて少しでも周囲と折り合って仕事や地域や家族に向き合ってほしいと願うほかないんです。とりわけ、女性のサバサバ系は問題行動を注意すると「女性差別だ」と言い始めることがあり、遠回しに「いや、お前の性格が悪いだけだぞ」と言い続けながら改善を促すしか方法がありません。
この手の自鯖系は「自分より仕事ができる存在でいないでほしい」「自分よりかわいくしないでほしい」という別のトリガーがあるように見えますし、上には仕事のできるアピールをしつつ同僚には仕事を押し付け、部下やかわいい同性をいびる傾向が強くあります。「ズバズバモノを言ってサバサバしている私、カッコいい」と強く思い込んでいるんじゃないかと思うわけですよ。
本人がそれで良ければそれでいいんですが、同僚がどんどん結婚していき、社内にいるフェミ男子に気を遣われつつもずっと孤立しているサバサバ系の人や、「俺、失敗を引きずらないから」とミスの反省もまともにせず結果として失敗を繰り返してしまう男性を見ていると、ほんとお前らもうちょっとどうにかならないのかと心から思ってしまう毎日であります。
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ついにこの日が来てしまった……。文春オンラインの謎連載、
その名も『ズレずに生き抜く 仕事も結婚も人生も、パフォーマンスを上げる自己改革』。