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「臼杵はオレの胸の中にいつもある」

 さっそく反応はあった。HPを見てこの事を知った東京に住む臼杵市出身、約1500人で構成される「東京臼杵会」の会報誌に登場して欲しいとの依頼が入ったのだ。

「面白いね。こうやって繋がっていって、輪が広がっていって。背ネームを『USUKI』にして本当によかった」

 ZOZOマリンスタジアムにて東京臼杵会のメンバーと面会を行うと嬉しそうな表情を見せた。ちなみに臼杵市は大林宣彦監督の映画「なごり雪」の舞台であり、劇中には臼杵の古い町並みをみることが出来る。

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「大学の時もプロに入ってからもコーチになってからも臼杵はオレの胸の中にいつもある。なにか地元のために出来ないことはないかといつも考えているよ。ちなみに街並みもいいけど、フグがうまい! これも書いといてくれ」

臼杵市は「街並みもいいけど、フグがうまい!」 ©梶原紀章

「USUKI」を背にベンチで仁王立ちする鬼軍曹の姿は今シーズン、あと5回、見ることができる。次回は5月26日の福岡ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム、14:00試合開始)。ちなみに地元を背ネームに入れている他にもいる。大塚明外野守備走塁コーチが「BEPPU」(大分県別府市出身)、種市篤暉投手「MISAWA」(青森県三沢市出身)。みんな、地元が大好きなのだ。

梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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