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もし昔も今も「真摯」で「タガが緩んでいなかったら」?
日経の社説タイトルは「衆院補選2敗の重みをわかっているか」で《安倍1強とおだてられ、慢心はなかったか。》と書いた(4月22日)。
ここでも「慢心」がきました。
各紙終盤では、
《首相が真摯な姿勢で政策を遂行できるかが問われる。》(読売)
《タガを締め直す強い指導力が求められる。》(産経)
と書いた。
つまり、読売と産経は政権に「もっとシャキッとしろ」と説教しているのだ。「油断するな」と。
しかし思うのだけど、もし政権側が昔も今も「真摯」で「タガが緩んでいなかったら」どうするのだろう。
その証拠に安倍首相は事あるごとに「真摯に」とおっしゃるではないか。それを言葉が軽いと批判する人もいるが、本人たちが本当に「真摯に」と思ってやった結果が今現在という、そっちの可能性も考えてみる必要はないか。そのギョッとする可能性を。