「喜劇俳優 大統領当確」(産経新聞4月23日)
ウクライナの大統領選を伝える見出しだ。すごい。
首相動静「吉本新喜劇に出演」
しかし日本も負けていない。
「安倍新喜劇」(日刊スポーツ4月21日)
時の首相が喜劇の舞台に出演するのだから、ウクライナよりやっぱ日本スゴイ!!
首相動静には、
「4時7分、大阪・難波の劇場『なんばグランド花月』。50分、吉本新喜劇に出演」
とあった。まるで大御所芸人のスケジュール帳のよう!
安倍総理大臣が吉本新喜劇に出演 #nhk_news https://t.co/YrkkudVryr
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月20日
さて、ウクライナの大統領になったゼレンスキー氏に対し、
《時折のぞかせるポピュリスト(大衆迎合主義者)的な政治姿勢にも危うさがつきまとう。》(読売新聞、4月23日)
という解説もあったが、ハッキリ言ってお互い様である。
新喜劇の舞台では「消費増税すんのかい、せんのかい」という安倍首相との掛け合いはなかったが、さまざまなアピールはできたのだろう。
しかし、翌日の大阪と沖縄の補選では自民党は敗れた。その様子を伝える記事を読むとあらためて感じたことがあったのだ。
というのもここ最近、ずーっと引っかかっていた言葉があった。
それは、「慢心」と「緩み」である。
現政権や自民党について言及した新聞記事によく出現する言葉なのである。
以前からあったのだが、選挙結果を報じた今週は特に目にした。