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「パンの余韻を感じさせない」石原さとみさんの演技

―― 最近はドラマにも出演されてますけど、演技は難しくないですか。

飯尾 やっぱり役者さんたちはスゴいなって思いますね。昨年『アンナチュラル』に出させてもらったときに、主演の石原さとみさん中心に、休憩時間にみんなでパンの話をしてたんですよ。「俺、このパン好きですね」とか言って、ハハハハッて笑って。その数分後に本番で、その笑いなんかなかったかのように石原さんは「この殺人は」とか「これは窒息死」とか迫真の演技をするわけですよ。俺はまだパンの余韻が抜けないのに……。

―― そうやってご自身が出演した番組はご覧になるんですか。

飯尾 相方やマネージャーさんに「面白かったよ」と言われてから、初めて見るタイプですね。最初は、だい~ぶ距離をとって遠くからテレビを見てて、「ウケたウケた」と安心したらテレビに近づいていくみたいな(笑)。

 

「山ちゃんが出ている番組は見ちゃいますね」

―― いま見るのを楽しみにしているテレビ番組ってあります?

飯尾 『お笑い向上委員会』や『かりそめ天国』、『アメトーーク!』は面白いですし、『充電させてもらえませんか?』、『旅猿』とか、『くりぃむナンチャラ』、『(全力!)脱力タイムズ』はよく見ますね。

―― やっぱりお笑い番組が中心ですね。

飯尾 あとは『ワイドナショー』や『サンジャポ(サンデージャポン)』。山ちゃん(山里亮太)が出てるとその番組も見ちゃいますね。

―― 山里さんですか、どうして?

飯尾 もう山ちゃんは昔からリターンのエースだと思うんでね。コメントもすごい。あとボケをすかさない。一緒にロケしたとき、全部ボケを拾ってくれましたからね。俺のショートバウンドも(笑)。山ちゃんアザだらけじゃないかって。よく話すんです。

 海上保安庁の映画『海猿』ってあるじゃないですか。溺れている人を助ける。だから、山ちゃん、小籔(千豊)くん、とか有吉(弘行)とか水谷千重子さん(笑)……僕はああいう人たちを「笑猿(わらざる)」と呼んでいるんですよね。ピンチのボケを救ってくれる。溺れてるんだから、助けてくれって(笑)。必死にやってれば、先輩方や同期はもちろんですが、後輩までも救ってくれる。テレビの現場現場には、たくさんの「笑猿」がいるんです(笑)。本日も出動をお願いします(笑)。

写真=山元茂樹/文藝春秋


#1 ずん飯尾和樹50歳が明かす「同期芸人のウド鈴木とコンビを組まなかった理由」
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#2 50歳ずん飯尾和樹が振り返る「40歳で食えなくなって清掃のバイトをした話」
https://bunshun.jp/articles/-/12068

いいお・かずき/1968年生まれ、東京都出身。1990年、浅井企画に所属。1991年、お笑いコンビ「チャマーず」を結成しデビューを果たすも、翌年解散。1992年、村山ひとしと「La.おかき」を結成。その後、1997年のLa.おかき解散後からしばらくは1人で活動。2000年に同じ事務所のやすと「ずん」を結成し現在に至る。ボケ担当。

◆6/8(土)~ WOWOWプライム 毎週土曜 午後10時~(全4話) 『連続ドラマW ミラー・ツインズSeason2』 出演

◆6/23(日) 開演17:30(~20:00頃)『浅井企画 お笑いダイナマイトショー 2019 ~Go Go 高円寺~』に出演

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