タイトルの「むずかしすぎる」の前に並んだ「超」は18個。尋常ではないその看板にいつわりなしの、とんでもなく難しい間違い探しの本がヒット中だ。
「〈究極の間違い探しに突き抜けてほしい〉とお願いして、クレーム一歩手前を狙った問題ばかりを制作会社さんに作ってもらいました。でも、お客様からクレームはまだ来ていません(笑)。子供だけではなく、大人がやっても楽しめる難易度になっているのが、類書と比べた特色です。答えを見ても、パッと見ではどこが間違っているのかわからないくらいの問題が多いんです。その方が正解に気づいたときの気持ち良さが跳ね上がるんですよね」(担当編集者の内田克弥さん)
主な購買層は30代から50代。お子さん、お孫さんに買う人が多いようだ。
「駅ナカの書店でよく売れているんです。お子さんが夢中になる難しさなので、電車の中や病院の待合室など、騒いではいけないところでこの本を渡しておけば静かになるのかな、と。お子さんやお孫さんと一緒に問題を考えることで、コミュニケーションも生まれるんです。そのために、表紙や問題のイラストの雰囲気も、老若男女が親しめるものにしました」(内田さん)
7月には、目の錯覚を利用した問題、画像を拡大して解く問題など、さらに手の込んだ難問を掲載したシリーズ第2弾が刊行予定。
2019年1月発売。初版8000部。現在5刷7万部