新天皇即位後初めての一般参賀で、雅子さまは明るい笑顔だった
令和になった19年5月4日、新天皇即位後初の一般参賀で雅子さまは、明るい笑顔だった。黄色いローブ・モンタントが華やかだった。8日には「期日奉告の儀」も無事に務められた。古式装束に大垂髪という姿で、17年ぶりに宮中三殿を拝礼された。雅子さま、きれいだったなー。宮中祭祀もできた。よかったなー。そんな思いを抱いた人は多かったはずだ。
27日には、トランプ大統領と妻のメラニアさんを招いての皇后としての初の皇室外交。雅子さま、堂々とされていた。6月1日からは愛知県で同じく初の地方公務。大勢の人が沿道で歓迎し、雅子さまはうれしそうに手を振られた。
「もう大丈夫! 自信のロイヤルスマイル!」
その時の国民の気持ちは、「女性セブン」6月20日号が代弁してくれている。
「もう大丈夫! 自信のロイヤルスマイル!」。愛知県三河青い鳥医療療育センターで入所児の手に触れる雅子さまの写真が、大きく載っていた。まっすぐに入所児の目を見つめる雅子さまは明るく、そして優しい表情だった。
「胸元のファンタジスタ」が載ったのは、その3週後だ。時が流れ、「スカーフ」より「ストール」が主流となった。6月19日、三の丸尚蔵館「慶びの花々」展を鑑賞する雅子さまの白のパンツスーツ姿の写真の横には、「フリンジ付きのストールには涼やかなブルーの花が描かれている。展覧会のテーマに合わせられたのでしょうか」という解説が付いていた。真珠のネックレスのバリエーションも紹介されていた。
肩の力を抜いて、雅子さまをウオッチできるようになった。そして、雅子さんの頃のようにファッションを学ぼう、となった。長いトンネルを抜けたのだ、雅子さまも、国民も。
それが、雅子さんと雅子さまと、スカーフとストール。話はこれでおしまいだ。