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2位さんま「死ぬまでテレビに出てください」

 2位は前回1位の明石家さんま(63)。だが得票数自体は1.5倍に伸びた。

「この人がテレビ界から消えたら寂しい。死ぬまでテレビに出てください」(27・女)

「器が大きくて優しい人。あと100年はこんな芸人は出てこないと思う」(51・女)

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明石家さんま

 3位は前回同様、ダウンタウンの浜田雅功(55)と松本人志(55)。

「師匠を持たない今の芸人の先駆け的存在」(42・男)

「まっちゃんが瞬時に反応するコメント力、天才だと思います。隠しているけど一生懸命真面目に生きている感じも好き」(54・女)

ダウンタウン

 ライターのてれびのスキマ氏が解説する。

「松本さんはかつて『1万円ライブ』や『料金後払い制ライブ』などに挑戦してきましたが、最近ではネットの動画配信サービスで『ドキュメンタル』という実験的番組を始めました。背景には地上波はコンプライアンスが厳しく、挑戦的なお笑いがやれないという事情がある。この番組は毎回10人の芸人が自腹で参加費100万円を出して、密室で笑わせ合うというもので、非常に刺激的な内容です」

 バイきんぐ・小峠英二が全裸になって局部を掃除機で吸われるなどモザイクは掛かっているものの、下ネタの過激さはとても地上波で放送できるものではない。

「テレビ界でトップに立つ松本さんが、ネット媒体で新しい笑いの道を切り拓いている。『コンプライアンスがうるさくて好きなことができない』というのが言い訳のように聞こえてしまう状況を作り出しているのです」(同前)

タモリの色褪せぬ魅力

 4位は前回2位から落ちてしまったタモリ(73)。「笑っていいとも!」(フジテレビ系)が終わって4年。早くも放送10周年の「ブラタモリ」(NHK)では、博識ぶりを発揮している。

「マニアックで豊富な知識は嫌味なく聞ける」(30・男)

「面白くもあり色気や品があってセンスもいい」(42・女)

「タモリと仕事をした若手アナウンサーが出世するのは、あの魅力を自然と吸収するからだろう」(44・男)

 MCとして9つもの冠番組を持つ、毒舌芸人・有吉弘行(44)が5位。

「バランスが良い。ひな壇ではプレイヤーとして笑いを取り、MCの時は相手の許容範囲内で毒を吐きつつ、ゲストを面白くする」(52・男)

有吉、タモリは両方にランクイン

 6位は博多華丸・大吉(華丸〔48〕・大吉〔47〕)。「THE MANZAI 2014」優勝の実力者だが、今年4月からNHK「あさイチ」の2代目キャスターに就任。有働由美子、井ノ原快彦の後任として新しい朝の顔に。

「漫才が最高に面白い。子供と一緒に笑えるお笑いって素晴らしい」(53・女)

「老若男女安心して見られる雰囲気。NHKに抜擢されたのも頷ける」(40・男)

 独立騒動で世間を騒がせたビートたけし(71)が、3つ順位を落として7位。

「最後の無頼芸人。コンプライアンスなどという堅苦しいものを撥ねのける強さと柔軟さを持ち合わせる。昭和的であり、現代的でもある」(58・男)