千鳥の快進撃を支えるもの
8位はバラエティにCMに大活躍中の岡山県出身コンビ・千鳥。「ワシは~なんじゃあ」と岡山弁全開の大悟(38)と、「クセがすごい」のツッコミのノブ(38)は、2012年に関西でのレギュラー11本を捨て東京進出を果たした。
「やんちゃ坊主を相方がたしなめる息の合ったタイミングと話術に、気心が通じ合った仲の良い者同士の関係性が見える」(68・男)
「ロケをやらせたら千鳥の右に出るものは無いと思う。2人のワードセンスも最高」(48・女)
「サンドもそうだけど、強面なのに可愛いっていうギャップ」(41・女)
構成作家の森氏が彼らの人気を分析する。
「特にノブ君は向上心の塊です。番組収録終了後、制作側からしたら100点満点以上の出来だと喜んでいても、『今日の僕、どうでしたか? 大丈夫でしたか?』と必ずスタッフに聞くんです。もっと面白くなりたいという意志を持ち続けている」
9位は昨年からCMや冠番組を持つなど芸歴33年にして初ブレーク中の出川哲朗(54)だ。
「さんざん、嫌いな男性だとか抱かれたくない男性ナンバーワンとか言われたりしていたが、周囲や視聴者に媚びたりせず、人気が上がった今も思い上がったりしない」(77・男)
ナイツ塙は「浅草の漫才師のイメージがなければ」
浅草演芸期待の星・ナイツがトップ10入り。塙宣之(40)と土屋伸之(40)は漫才協会の副会長と常務理事という要職にも就く。
「毎回新しい試みをし、漫才の可能性に挑戦し続けるのが凄い。週2のラジオも面白いし、『お笑い演芸館+』(BS朝日)の司会もハマっている」(29・男)
2人はどうやら文春を愛読してくれているようで前回の本企画を昨年の独演会でこんなネタにしていた。
「ビッグ3は殿堂入り。ブルゾンちえみとANZEN漫才は今年だけ。サンドウィッチマンは東北、博多華丸・大吉は福岡の組織票。(ナイツは)実質4位です」(DVD「ナイツ独演会~味のない氷だった~」)
その2人からコメントが届いた。
「浅草の漫才師のイメージがなければ1位になれると思うので、来年はポップに頑張ります」(塙)
「大変光栄です。リアルにこういったアンケートに載せて頂くことが程よく評価と自信を保てるようで、とても助かります。本当にありがとうございます」(土屋)