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取材していて分かってきたのは、「ニワカ」の怖さはその容貌だけではないこと。ぬめっと歩いていたかと思うと急に猛スピードで走り出したりするから、次の動きがまったく予測ができない。緩急の差が怖い。
事前に聞いていた通り、町内のお家にもお邪魔する。
三ツ屋野町のサイズ感は、端から端まで歩いて10分程度。そのうち子どもの泣き叫ぶ声で「ニワカ」が町のどのあたりにいるのか見当がつくようになってきた。
事前に50世帯前後の町だと伺っていたが、人通りも、赤ちゃんの数も多い。帰省している人だけでなく、隣町から見学しにくる人も多いのだそうだ。