2015年刊行の『動物最強王図鑑』に始まり、「絶滅動物」「恐竜」「妖怪」「昆虫」「幻獣(モンスター)」と、さまざまなカテゴリーの〈最強王〉を科学的な考証と想像力を駆使して決定してきた、累計50万部突破の人気シリーズ。その最新作であり、カテゴリーを超えた〈最強王〉を決めようという大胆なコンセプトの図鑑が、既刊を超える好調な売れ行きを見せている。
「児童書の読者は女の子が多いのですが、男の子の読者はいないのか? という疑問がありました。そこで小学男子が手に取りそうな、エンタメ性があるテーマを考えた結果、トーナメント式のバトル図鑑というアイデアを思いついたんです。本当は対戦するはずがないものを、想像の中で時空を超えて戦わせるのは楽しいだろうな、と。自分が子供の頃も、小原秀雄さんの『猛獣もし戦わば』という本を楽しく読んでいましたし。大人でも酒の席で、『史上最強のボクサーは?』『甲子園の歴代優勝校で最強は?』みたいな話をするじゃないですか(笑)。今回の本は、スミロドンとヘラクレスオオカブトが戦うとか、トリケラトプスとマンモスのどちらが強いかとか、ありえない議論が展開される。その突飛さが受けたと感じています」(担当編集者の目黒哲也さん)
もちろん、学研ブランドの本であり、図鑑としての質の高さも折り紙つきだ。
2019年7月発売。初版2万部。現在3刷5万部