「派手だとテンションが上がるらしい」
そうして、ウェア契約はめでたく結ばれた。以後の渋野プロの快進撃は周知の通り。7月には国内で2勝目(資生堂アネッサレディス)もあげて、ランキングは急上昇。「出られたらいいね」なんて話をしていた全英女子オープンへの出場権を獲得して、日本人として42年ぶりとなる快挙を遂げた。
まるで令和版の(スマイリング)シンデレラストーリー。ビームス ゴルフの存在は、さしずめ彼女にとってのガラスのハイヒール、とは言い過ぎだろうか。
「言い過ぎですね。事実だったら嬉しいですけど。ウェアに関しては、毎回こちらからコーディネートをしてお送りしています。その際に言われているのは、ボトムスはパンツがいいこと。あとは柄モノが好きなこと。派手だとテンションが上がるらしいんです」
ゴルフはメンタルスポーツだと言われる。ウェアで気持ちを高めることができるなら、もしかしたら結果だって左右する。思い出して欲しい、全英の最終日、渋野プロが身につけていたのも、とにかくカラフルなロゴが入った柄モノだった。ほかにも何かこだわりが?
「えりの裏ですね。彼女はえりを立ててプレーするのも好きなので。立てた時に何かデザインが入っていると気分がいいみたいです」
全英から帰国後は、ともに多忙でゆっくり話す機会もないようだが、ほかの隠されたこだわりは、こちらの本人コメントで確認を。
いずれにしても、シブコファンの皆さん、えりはぜひ立てましょう。ちなみに今泉氏の場合は、えりは立てない派。しかしプレースタイルは、シブコの影響でよりアグレッシブになったそうだ。