10月29日の発売とともに、業界内外を騒がしている異色のコラボ増刊「ビームス×週刊文春」。ビームスと各界著名人の秘話を追った特集「大型ワイド ビームス人秘録」から渋野日向子さんのエピソードをご紹介!
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今年8月、全英女子オープンを制覇。以来プロゴルファーの渋野日向子(20)は一躍、時の人である。その“スマイル”は途切れることなく、ファンはますます増加中。令和のニューヒロインの素顔を追って、取材班はウェア提供をするビームスへ向かった。
「名前は知っていましたが、ずっと注目していたわけではないんです」
こう明かすのは、ビームス ゴルフ事業を統括する今泉丈夫・第三事業本部長。ウェア提供元を探していた渋野サイドと知人を介してコンタクトをとったのが、今年4月頃のことだった。
「シーズン中に契約をするとなれば、ケースとしては異例のこと。それでも、彼女のことを調べてみると、とても人を惹きつけるプレーヤーだということがわかってきました」
初めて会う約束をしたのは、5月上旬。なんと国内ツアー初優勝(ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ)を遂げた翌日になった。偶然とはいえ、彼女がいかに「もってる」かがわかる逸話のひとつだ。
「3日目にいい成績だったので、最終日は応援しに行きました。そしたら優勝してしまって。びっくりしましたよ。印象に残っているのは、彼女のアグレッシブなプレーぶり。楽しいし、見てるだけで、ゴルフがしたくなりますから」