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日本では見られない大迫力の演技! サンダーバーズの魅力 

 アメリカを代表するアクロバットチームはアメリカ海軍とアメリカ空軍にそれぞれ1つ、合計2チームある。どちらも世界トップクラスの技術を持つエリート集団だ。

1)アメリカ海軍所属ブルーエンジェルス 本拠地/フロリダ州ペンサコーラ海軍航空基地
2)アメリカ空軍所属サンダーバーズ 本拠地/ネバダ州ネリス空軍基地

 ネリスエアショーはサンダーバーズの本拠地であるネリス空軍基地で開催され、全米の航空祭で巡業を終えたサンダーバーズがその年の最後に行う、いわば千秋楽の航空祭と言える。最終日の日曜は演技終了後に隊員の家族が出迎える本拠地ならではの感動的なグランドショーが見られる。

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地上でグランドショーが始まった直後のサンダーバーズ。

 サンダーバーズの使用機体はF-16。アフターバーナーの爆音を轟かせながら、そのパワーを見せつける演技が特徴的だ。サンダーバーズの機体には過去に訪問した国の国旗が描かれている。日本の国旗もあり、直近だと2009年に来日している。

敬礼しながら滑走路へ向かうサンダーバーズ5番機パイロット。

 上掲の写真をよく見てほしいのだが、サンダーバーズは5番機だけ機番が逆さに記されている。これは塗装ミスではなく、実は面白い理由がある。

サンダーバーズ5番機6番機の曲芸飛行『Calypso』。

 答えはご覧の通り、仰向けに飛ぶ背面飛行を担当するのが5番機だからだ。機番を逆さに塗装する遊び心が堪らない!

 5番機と6番機がお互いに腹を向け合い高速交差する『Opposing Knife Edge Pass』も迫力の演目の一つ。2機が会場の左右から一気に接近し正面衝突しそうな演出に来場客は手に汗握り、すれ違った瞬間は歓声を上げずにはいられない。

サンダーバーズ5番機6番機の曲芸飛行『Opposing Knife Edge Pass』。